建具(窓・ドア)用語集・用語解説

アイキャッチ-建具(窓・ドア・サッシ)用語集

窓、サッシ、ドア、扉など建具に関連する基礎的な用語を解説しています。ここに無い用語でも、他の記事で解説しているものがありますのでサイト右の「サイト内検索」も利用してください

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解説する用語について

建具には様々な種類がありますが、ここで解説するのはどの建具にも共通する一般用語です。他の記事でも、用語について詳しく解説をしています

サッシ施工図に関する用語はこちらをどうぞ 【完全保存版】サッシ図の基本|見方・読み方徹底解説

窓の種類についてはこちらをどうぞ 【完全保存版】窓の種類(開閉形式)38種類の特徴を解説

ドアの種類についてはこちらをどうぞ 【解説】ドアの全10種類を解説|特徴と設計のポイント

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窓、ドア関連の一般用語

建具:
ドアや窓など開口部に設置される製品のこと。それを取り囲む額縁や部材などが含まれる場合もある。また、住宅の障子や襖も建具に分類される。代表的な建具の種類は、金属製建具(アルミ、スチール)、樹脂製建具、アルミ樹脂複合建具、木製建具

窓:
室内に光や空気を取り込むための開口部に設置する建材。サッシ枠と窓ガラスから構成される

サッシ:
窓の一部で、ガラスを囲むフレームの事。窓=サッシと表現する事もある。文脈から判断

ドア:
扉と枠(フレーム)で構成され、建物の出入口に使用する建具のこと
ドアの種類はこちら 【解説】ドア全10種類を解説|特徴と設計のポイント

二重窓・二重サッシ・内窓:
通常の窓の内側に、もう一個窓を設置して二重にした状態。外に設置される窓は外窓と呼ばれ、通常アルミサッシやアルミ樹脂複合サッシ。内に設置される窓は内窓(インナーサッシ)と呼ばれ、通常樹脂サッシやアルミサッシを使用
くわしい解説はこちら 二重窓(二重サッシ)・内窓とは?メリット、デメリットを比較

サッシ図、建具図:
建具専門業者が作図する建具やサッシの詳細図、施工図のこと。ドアの図面も含めてサッシ図と呼ぶことが多い

単窓、ポツ窓:
窓やドアが1枚で設置される状態。単体の窓

連窓:
横長の姿図で、単窓のサッシを横に2枚以上つないだ窓の納まり。方立連窓と中骨連窓がある

超連窓:
明確な定義は無いが20~30連窓以上の窓。建物一周ぐるっと建具がリボン状に続くような窓の納まりなどの総称。

段窓:
縦長の姿図で、中間に無目を入れ縦に2段以上重ねた納まり

欄間:
一般的には「木造建築で天井と鴨居の間の格子などが取付てある所」という意味だが、サッシやドアにおいては、主に出入り口のドアの段窓の上段の窓の事を指す。採光目的の場合はFIX窓、排煙や通風目的の場合は開き窓が設置される

建具用語集-単窓、連窓、段窓の違い

標準品、標準商品:
カタログ製品のこと

オーダー品、オーダー製品、オーダー対応:
カタログに掲載が無い製品。またカタログの製作範囲外の製品のこと

建具用語集-チリ、ホロー、ソリッド、縦勝ち

チリ:
建築用語で部材などの取合いにできる小さな段差のこと。建具工事でチリと言うと、室内側の枠と額縁とのチリ。もしくは外部側躯体と枠とのチリ(外チリ)のどちらかのこと

ホロー、ソリッド:
形材の中空部分のことをホローと呼び、ホローを持つ形材をホロー材。ホローの無いものがソリッド材

勝ち負け、縦勝ち、横勝ち:
枠や障子などの部材の4方接合部でどちらが伸びているかを表す表現。サッシ枠や障子は縦勝ち、見切は横勝ちが標準的な納まり。下図はFIX窓で縦勝ち。

窓、ドアの部材名称

建具用語集-水切、見切、額縁、膳板、押縁、アングルピース

水切:
窓やドアの下枠の下部に設置され、雨水をうまく流し漏水を防ぐ付属部材。また雨水が壁面を伝ってできる汚垂れを防ぐ。材料は窓の下枠と同材料が基本。アルミサッシの場合はアルミ、スチールサッシの場合はスチール、ただし水切は断熱性能に影響が無いため、アルミ樹脂複合と樹脂の場合は、耐候性を重視してアルミ。また、掃き出し窓やドアなど人に踏まれる場所ではステンレスが採用される

額縁:
サッシやドアの室内側の枠周りに取付けられ、内装の仕上げとの納まり調整をする付属部材。材質は部屋の用途で使い分けられるが木、アルミ、スチールが一般的。詳細はこちら【解説】サッシの額縁|種類と設計のポイント

膳板、下額縁、ペリカバー、ペリカウンター:
下枠の内側に取り付けられる額縁。縦額縁や上額縁と区分けせずに単に額縁と呼ばれることも多い。オフィスのペリメーターゾーンに設置される下額縁を特にペリカバーやペリカウンターと呼ぶ

外見切、見切縁、雨切材、外額縁:
サッシやドアの室外側の枠周りに取付けられ、外壁の仕上げとの納まり調整をする材料。アルミやスチールなどサッシやドア本体と同材料。基本は止水性を重視して横勝ちとなり、見切と枠との間は止水目的でシールを打設する

押縁
ガラスを固定するための部材。アルミや樹脂サッシは篏合(はめあい)で固定、スチールやステンレスサッシはビスで固定

アングルピース、アングル、アンピ、AP:
L型の部材で、サッシ枠に取り付けられて木額縁(窓枠)を固定する役割を持つ。アルミサッシではアルミ製、アルミ樹脂複合サッシ、樹脂サッシでは樹脂製。L型の鉄製ブラケットのような部品もアングルピースと呼ぶので注意

建具用語集-方立、無目、たて骨、障子、召合せ框、戸先框

方立、連窓方立:
連窓で単窓同士をつなぐ柱のこと。窓やドアの枠を支える役割を持つため、H寸法が大きくなるとサイズも大きくなり太くなるのが特徴。詳細はこちら【解説】方立と無目の基本|標準納まりのポイント

たて骨、中骨:
上枠と下枠の間に取り付けられ、壁材と接しない部材のこと。方立に似ているが方立より安価でスリムになる。詳細はこちら【Q&A】「方立」と「たて骨」の違いを教えてください

無目、段窓無目:
段窓の間に設置される横材のこと。無目を設置することで、ガラス一枚のサイズが小さくなり構造的に安定しH寸法の高いプロポーションを実現できる。詳細はこちら【解説】方立と無目の基本|標準納まりのポイント

障子:
開き窓や引戸の可動部分のこと。戸のこと

框(かまち):
戸や障子を構成する四方のフレーム。左右は「縦框」、上辺は「上框(うわがまち)」、下辺は「下框」

召合せ框:
縦框の中で、引違い窓や引戸の中央で重なる部材、また両開きドアの中央で合わさる部材

戸先框:
戸先側の障子を閉じた際に枠に接する縦框のこと。引き分けの建具においては中央で合わさる部材

窓、ドアの部品名称

建具用語集-ガスケット、セッティングブロック、AT材、バッカー、アンカー、シーラー

アンカー、サッシアンカー:
溶接で建具を固定する場合に枠にとりつける鉄製部品です。枠の裏側見え隠れ部分にビス止めやクリップ固定で取付

セッティングブロック
下枠や下框のガラス開口内に設置される、ガラスの自重を支持するための黒い樹脂のブロック

シーリング材、コーキング材、シール:
気密や水密を目的とするペースト状の材料。建具においては主に、枠と水切の隙間、枠と外壁の間に打設
【解説】サッシのシーリング材|種類・選び方のポイント

バッカー、バックアップ材:
シーリングを施工する際に使用するシール受けの材料。シール深さ調整と3面接着の防止の役割

グレイジングガスケット、グレイジングビード、グレイジングチャンネル:
枠や障子とガラスの目地に設置されるに定形シーリング材。シールよりも厚みを薄くできるため、同じガラス溝幅でも厚いガラスを施工できる。また柱前など現場でシール打設出来ない場合にも使用。グレイジングチャンネルは内外が一体のコの字型のガスケット

AT材、ATゴム、エアタイト材、気密材、気密ゴム:
一般ユーザーからはゴムやゴムパッチンと呼ばれる部品。枠と障子・扉の間に設置され、気密や水密性能を高める。材質はEPDMと呼ばれる黒いゴムが一般的で、窓の種類によって硬ためのゴムやスポンジ状のゴムもある

結露排水弁:
室内側の枠に溜まった結露水を外部に排水するための部品。枠にあけた穴から外気や雨水が逆流するのを防止する、逆流防止機能付きの樹脂製部品

裏板:
枠などの部材に部品を取り付けるために、見え隠れ部分に設置する鉄やステンレスの補強板。アルミサッシの枠は1mmで非常に薄く、直接ビスを打っても力がかかると外れてしまうため

丁番:
開き窓や扉を支え、開閉を制御するステンレス製の金具。丁番が使用されるサッシは、外開き窓、突出し窓、外倒し窓など。基本的には外部側に露出するが、ドアでは丁番を隠す「隠し丁番」を使用することもある

シーラー、シーラー板、マットシーラー:
サッシの枠や障子の縦と横接合部の止水のために挟み込む1mm程度の薄いシート状のゴム材。縦横の部材の間に挟み込みビスで締め付け潰すことで性能を発揮する定形のシーリング材の一種。鋼製建具の四方枠は溶接が基本でシーラーは使用しない

窓、サッシの関連用語

建具用語集-サッシ窓の部位・部品の名称一覧

【完全保存版】窓種(開閉形式)全38種類を解説|特徴と技術情報 はこちら

はめ殺し窓、FIX窓:
枠にガラスが入った開閉できない窓。姿図は「F」と記載されるか「→」など開閉記号が無いことで見分ける

隠し框:
障子や扉が閉まった状態で、室内側から框が見えない状態になる製品。外観はとFIX窓と可動窓が同じ意匠に見える高価格帯の商品

クレセント、クレセント錠:
引違い窓、上げ下げ窓で使用される住宅でもよく見る錠の名称。語源は三日月(crescent)。昔は金属製だったが、最近は樹脂製が主流。また基本はロック付きで、利用者の開閉を制限する場合はキー付のクレセントを使用。防音サッシ用のグレモン型クレセントなど特殊な部品もある

サブロック、補助ロック:
引違い窓などの下框につけるクレセントの補助となる部品。ダブルロックで防犯性がアップするメーカーオプション部品

換気ストッパー、開口制限ストッパー:
引違い窓などで障子を少し開けた位置で固定するストッパー。下框にオプションで設置し、小さい子供などが外に出るのを防ぐ

指はさみ防止ストッパー、回転ストッパー:
引違い窓などの障子を閉めるときに指を挟む事故を防止するために、枠と障子の間に設ける緩衝材部品。メーカーオプション部品

戸車:
引違い窓などの下框に付いた車輪状の動作部品。障子の動きが悪かったり、重い場合には戸車の調整で改善するケースが多い

引手、大型引手、ユニバーサルハンドル、レバレッジハンドル、サポートハンドル、アシスト引手・把手:
引違い窓などの戸先框に設置される引手の種類。後ろ4つはてこの原理を利用して、初動を軽くするオプション部品。大きな窓を高齢者などが利用する場合に特に有効。メーカーで呼び名は色々

風止板:
引違い窓などの上枠に付いている風の侵入を防ぐ部品。通常は気にしない部品だが、風の音鳴りが酷い場合の対策としてこの部品を変えると効果がある重要な部品

カムラッチハンドル:
開き窓のハンドルの中でも窓を閉じるときに固定部品が1点のみのもの

グレモンハンドル:
開き窓のハンドルの中でも窓を閉じるときに固定部品が多点のもの。気密や水密性能を上げる場合に使用される。ドアのグレモンハンドルは見た目が大きく特徴的だが、サッシのグレモンハンドルはカムラッチハンドルとほとんど見た目が変わらずぱっと見わからない。グレモンハンドルかカムラッチハンドルどちらを選択するかは、サッシの種類やサイズで制定されるためメーカーにお任せで構わない

セーフティストッパー、換気ストッパー、小開口ストッパー:
開き窓の開放寸法を制限する部品。約100mmに設定され子供が外に落ちないようにするための部品。窓の有効開口面積に影響するため、排煙として利用する開き窓の場合は注意が必要

開き調整器、調整器:
開き窓を一定の角度で止めたい時に、使用する開口制限用の部品。外開き窓は開き調整器が無いと、開いた所で止まらないが、縦すべり出し窓はフリクションステイの摩擦で任意の位置で止まるため、調整器無しでも通常使用は問題ない

フリクションステイ、シックスバーヒンジ、ホイトコ:
縦すべり出し窓の上下枠、横すべり出し窓の両縦枠に設置される窓の可動部品。縦枠に丁番の付く外開き窓と違い、戸尻側も少し開くため室内から窓ガラスの清掃が出来る

トップラッチ、タッチラッチ:
手動で開放する外倒し窓や内倒し窓の上枠と上框のロック部品、手で操作する事で窓を開放できる

排煙錠:
取手の操作で窓が開放できる部品。火災時に使用され、窓から垂れ下がる開放用の取手は床から80cm~150cmの高さに設置される

排煙オペレーター:
目的は排煙錠と共通。操作性が良いため、排煙錠の上位互換の位置付け。よっぽどコストを削りたい時以外は排煙オペレーターを使用。住宅では排煙錠を使用する事も多い

オペレーター部品、排煙金物:
排煙窓関連の部品の総称。サッシ枠に設置されるダンパーや滑車、窓の開閉を制御するワイヤーの事

バランサー、スパイラルバランサー、ワイヤーバランサー:
上げ下げ窓の障子が落ちないようにし、障子を任意の位置で止めるために枠に設置された部品。ワイヤータイプもあるがスパイラルタイプが主流。消耗品のため、約10年で交換が必要。上げ下げ窓の障子がギロチンのように落ちる事故もあるためメンテナンス必須

表面処理:
アルミサッシは陽極酸化複合皮膜が多い。スチールサッシは現場塗装や焼付塗装、樹脂サッシは樹脂が着色されているため表面処理はない

ヘアライン、ダイスマーク:
一般的に良く知られるのは、ステンレスのヘアラインで単一方向に細かい傷をつける表面処理方法。アルミ形材におけるヘアラインはダイスマークとも呼ばれ、形材を押出する時に出来る細い筋状の模様の事で、これは自然にできるため無しにできない。曲物など押出材でない材料は逆にダイスマークが無いマットな表面となるので、形材と曲物を一緒に使う時は注意が必要

ドア・扉の関連用語

建具用語集-ドア、扉の部位の名称一覧

【解説】ドア全12種類を解説|特徴と設計のポイント はこちらをお読みください

親扉:
親子ドアで、大きい方の扉のこと。通常、ハンドルと錠前が付いている

子扉:
親子ドアで、小さい方の扉のこと。通常、ハンドルが付かないが、子扉が大きな時は回らないハンドルを取手として取付る

吊元:
開きドアの回転軸側、丁番が付く側。戸先の反対側

戸先:
開きドアの回転軸側の逆、ハンドルが付く側。吊元の反対側

中桟:
障子や扉の横方向の材料のこと。ガラスを2枚に分ける事ができ、よく使われる事例は下段のみをすりガラスやパネルにする、またガラリにし通風するなど

沓摺(くつずり):
ドアの下枠のこと。通常ステンレス製

フランス落し:
両開きドア、親子開きドアの子扉側を固定する金具

順位調整器:
両開きドアで左右の扉を同時に閉める際に、扉が閉まる順序を制御する部品。上枠の中央に設置し内観に露出

押板、押棒、引手:
開きドアの扉や框につく操作把手。サッシメーカー制定品で選択できないこともあるが基本はユニオンなどメーカー品から選ぶ。ジュケンというユニオンより安いメーカーがあるのでコストダウンに利用できる

レバーハンドル、レバーハンドル錠:
ドアの扉の戸先框についた開くときの持ち手と、締まる時のロック機能をもつ棒状のハンドル。レバーハンドル錠はレバーハンドルとその上の錠前が一体の部品。一般的にほとんどの外部のドアがレバーハンドル錠を採用する

ケースハンドル:
レバーハンドルに比べて、フラットな形状の操作部品。通常使用しない扉でよく使用される

グレモン錠:
防音ドアに使用される、ロック機能とハンドルが一体となったレバーハンドルの一種。通常のレバーハンドルよりも大きく、操作に連動して縦のロッド部品が動き、上下の枠に扉を強固に固定され気密性が向上する。グレモンハンドルが付くドアは、パーフェクトエアタイトドア(PAT)と呼ばれる

錠前:
扉についた鍵の丸い鍵の差し込み口。大きく4種類に分かれる
「サムターン」・・・室内側につける手で回して操作するタイプ
「シリンダー」・・・外部側につける鍵で回して操作するタイプ
「表示錠」・・・トイレなどで使用する操作は出来ないが鍵の開閉状態がわかるタイプ
「空錠」・・・操作ができないタイプ。将来的にドアの運用方法が変わった時にサムターンやシリンダーに変更するための錠前

デッドボルト:
錠前を閉めるとき、扉の側面から突き出る短い棒状の金属の部品で、枠側に掛かりドアが施錠される

ラッチボルト:
ハンドルを回すと出入りする扉の側面から突き出る短い爪形の部品で、枠側に掛かる事でドアが仮固定される

ストライク:
デッドボルトとラッチボルトを受けるための船底型の部品。片開きドアでは戸先側の縦枠に、両開きドアでは子扉側の戸先框に付く

フロアヒンジ(FH):
自由開きドアを自動で閉める装置。床に埋め込む部品で露出しないが、ドアの内外がフラットで使用するため、気密水密のあるドアでは使用できない。フロアヒンジドアについて詳しくはこちら【解説】ドアの全10種類を解説|特徴と設計のポイント

オートヒンジ(OH)、オート丁番:
開きドアを自動で閉める装置。丁番形状で内部に閉鎖装置が仕込まれており、通常の丁番に比べかなり大きい。使用すればドアクローザーは不要。エクステリアなど上枠のないドアで活躍する

ピボットヒンジ(PH)、軸吊ヒンジ:
ドアの開き金物の一種、機能は丁番と同様。上枠と下枠のみに設置されるため丁番より意匠性に優れる。フロアヒンジと異なり自動閉鎖機能は有さない

ドアクローザー(DC)、ドアチェック:
ドアを閉鎖する装置で最もポピュラーな部品。選択のポイントは3点。外開きで室内側に設置する「パラレルタイプ」と外側に設置する「スタンダードタイプ」がある。2点目は、扉が開いた所で止まる「ストップ付き(S付)」と「ストップ無し」がある。3点目は強風で扉が急に開かないように煽り止め機能の「バックチェック」付きと、無しがある。サイズは扉重量から決定されるが、色は選択可能

コンシールドドアクローザー:
ドアクローザーの一種で部品本体を枠と扉の中に隠蔽する。ホテルの居室の扉などでよく使用される。隠蔽のために扉を切欠くため、枠形状に注意が必要。また通常のドアクローザーより、スピードや締まり具合の調整が難しい

レリーズ、電磁レリーズ:
常開防火扉に使用され、扉を開放したまま保持し、火災時に煙感連動で保持を解除する部品。建具工事外でレリーズ裏板まで建具工事の場合が多い

ヒューズ、温度ヒューズ:
火災時の温度上昇により、ヒューズメタルが溶断され扉を自動的に閉鎖する。約70度で作動する

引戸クローザー
上吊りの引戸を閉める装置。引戸クローザーを使用するドアを、半自動引戸と呼ぶこともある

吊車、戸車:
上吊りの引戸を可動させるための動作部品。上枠内部に仕込まれたレールの上を滑る

ガイドレール:
上吊りの引戸や自動ドアの下枠のこと。扉の可動方向に溝があり、その間を扉の下部についた振れ止め材がスライドして動く

ガイドローラー:
上吊りの引戸や自動ドアの下部に取り付けられ、扉の下部の振れを防ぐローラーの付いた部品

駆動装置(引戸クローザーの):
引戸クローザーの閉鎖機能の動力部分。これを外しても手動のハンガー引戸としては利用できる

制動装置:
上吊り引戸が最後閉まりきる瞬間にスピードがゆっくりになる機能を持つ装置

両面フラッシュドア、片面フラッシュドア:
内外ともに化粧面のある扉を有するドアが「両面フラッシュドア」。扉は力骨や面材で構成され強度を保持している。逆に面材が片面のみものを片面フラッシュと呼ぶ。コストが安いため、内部側が人の目に触れないメンテナンス扉やガスチャンバーなどで採用される

ガスチャンバー、メーターボックス:
マンションやアパートのガス、電気メーターなどを納めるスチール製建具。片面フラッシュドア

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